タッチ16を覚えていますか?

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「タッチ16」とは、エプソンHC-88のタッチ16キーボードタイプに採用されていた 入力方式のことです。 (HC-88 には、他にJISキーボードタイプがありました)

漢字変換なしで“かな”や漢字を直接入力する「タッチ16入力」と、 かな漢字変換を組み合わせて使う「タッチ16変換入力」を選ぶことができました。 (“かな”の直接入力のことを「タッチ16かな入力」と呼ぶこともあります)

「タッチ16」は、無想式2ストロークと呼ばれている入力方式で、 豊橋技術科学大学(略称TUT)の大岩研究室で開発されたTUTコードをもとに ギャルドが商品化した「タッチタイプ」を採用しています。 30 のキーだけを使い、725字の2ストローク漢字のほかに、 1800字の3ストローク漢字を直接入力することができます[#1]。 (かな入力に限れば、16 のキーしか使わないので「タッチ16」と命名されました)

[#1]『ワープロ時代の新入力方式 タッチタイプの本』 (ギャルド編、エー・アイ・ソフト刊、1984 ) による。

この「タッチ16入力」をDOSマシンで実現する常駐ソフトtut.com を “かぜはるか”さんが作りました。また、Niftyserve においてTUTコード入力に関するPatio(パティオ)が開かれています。 興味のある方はメールでお問い合わせ下さい。

tut.com とは別に、WX2+ のローマ字カスタマイズ機能を使った「タッチ16かな入力もどき」、 単語登録機能を使った「タッチ16記号入力もどき」[#2]も実現しています。

[#2]この方式については、 『一太郎でマスターするブラインド・タッチ速習法』(増田忠著、日本経済新聞社刊、1992) で紹介されています。この本がHP誕生へのトリガになりました。

森田祐二 < e-mail: webmaster@gar.sakura.ne.jp >
Last modified: Sepr 15, 2001