TUT-Code では歴史的に、通常のかな漢字変換ドライバ(日本語FEP)を併用する というやりかたでやってきましたが、 入力ドライバによっては「区点コード入力」や「JISコード入力」が 可能なものもあります。「ワープロ・パソコン漢字辞典」というような辞書には、 これらの漢字コードが併記されていますので、 いざというときは役に立つかもしれません。 :-)
T-Code では独自の補助入力手段をそなえています。 (どの補助入力手段をサポートしているかは入力ドライバによる)
これはかな漢字変換に近いもので、通常のかな漢字変換は読みに かなしか許さないのを一部に漢字が入ってもいいように拡張したもの、 と考えることができます。
たとえば「漢字」の「字」は覚えているけど「漢」を覚えていないとします。 このとき、「かん字」と入力して変換させると「漢字」と出る、 といったものです。
【例】
・「漢」は知らないが「字」は知っている場合
「かん字」 → 「漢字」
単語の一部を漢字入力で確定できるからヒット率が向上する。
・「漢」も「字」も知らない
「かんじ」 → 「漢字」/「感じ」/「幹事」…
こちらは、タダのかな漢字変換と同じになります。
これは漢字を部首に分解し、その足し 算や引き算で目的とする漢字を入力しようというものです。
たとえばカナの「ウ」と「子」を足し算すると「字」になるし、「田」と「心」 で「思」になる、という感じです(あくまでたとえですので、実際にこういった 合成ができるかどうかは分かりません(^_^;))。 交ぜ書き変換中の部首合成もできます。
【例】
「ウ」+「子」 → 「字」
「田」+「心」 → 「思」
「買」−「四」 → 「貝」
2文字の部首合成だけではなく、3文字以上の部首合成や変則的な部首合成もあります。
【例】
「か」+「め」 → 「亀」
T-Code の場合、こうした補助入力手段機能は、 一番打ちやすい位置にアサインされています。 qwerty配列で云うところの「f」+「j」キーです。
第3の補助入力方式として、「異体字変換」というものがサポートされている 入力ドライバも存在するようです。これは、人名地名入力用に使います。
【例】
「国」 → 「國」