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[Touch10] [TUT-Code]

Index

  1. 「片手チョイ」に触発されて「タッチ10」を設計 Touch10a(Dec 20,1997)
  2. 第2打目をTUT-Code に近い配列にする Touch10b(Dec 25, 1997)
  3. 「TUT記号」の第2打目を"0" にする Touch10c(Dec 30, 1997)
  4. X Windows にて、テンキーのキーアサインを変更 (Dec 30, 1997)
  5. 第1打目をTUT-Code の鏡像にする Touch10d(Jan 5, 1998)
  6. 第1打目をTUT-Code に近い配列にする Touch10e(Jan 17, 1998)
  7. 第1打目をTUT-Code の鏡像に、「左手版」「右手版」を追加 Touch10d (Feb 15, 1998)


「片手チョイ」に触発されて「タッチ10」を設計(Touch10a)


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Canna で増田忠士さんの「片手チョイ」を使ってみようと思い tut.pkdef をいじっていましたが、いろいろと不満がでてきたので、 「片手チョイ」を参考にして「TUTかな(テンキー版)」というのを考えてみました。
# またの名を、“タッチ10”"Touch10" といいます。 :-)

「片手チョイ」にくらべ、コードの割付けに使用頻度を考慮してあるのが特長ですが、 実際にテンキーで試したわけではありません。 :-)

# 外付テンキーボードを購入して試してみようと思っている。
# とりあえず入手したQtronix社のScorpius 22R Keypad は、PS/2用ではなく
# Serial用だったのでペケ。 :-)

本来の「片手チョイ」は、

キー配列
第1打目
第2打目
というようなキーアサインになっていて、 濁音キーに"+"、半濁音キーには"*" を使っているので、
「は」を入力するときは「94」
「ば」を入力するときは「94+」
「ぱ」を入力するときは「94*」
と入力することになります。

Touch10 は、T-Code やTUT-Code と同じように一意なコード(?) が 特徴で、濁音キーに"6"、半濁音キーには"3" を使っている。 テンキーの配列にもいろいろあるよーなので、数字だけを使っているところ にもメリットがあるのではないかと……。

TUT-Code での「TUTかな」の1打目は本来左手であるが、 その配列を鏡像変換して右手に置き換えると、

TUT-Code(第1打目)

TUT-Code(第1打目)の鏡像

2打目はもともと右手なので以下の通り。

TUT-Code(第2打目)

▽: 濁音・半濁キー
□: 未使用

フルキーボードでの右手の指の動かし易さは以下の通り。

10

テンキーでの右手の指の動かし易さは以下の通り。

10

これらを考慮して実際にコードを割付けてみると……。

キー配列
第1打目
第2打目
▽: 濁音キー
▼: 半濁音キー
◇: TUT記号キー(第2打目)
□: 未使用

となりますが、 どうも濁音や半濁音の二打目、三打目というストロークがスムースでないので、 次のように変更してみました。

キー配列
第1打目
第2打目

というわけで、

「は」を入力するときは「15」
「ば」を入力するときは「165」
「ぱ」を入力するときは「135」
と入力することになります。

元々の「TUTかな」で濁音を入力するときの二打目、三打目というストロークを 考えてみても、動かしやすいキーから動かしにくにキーへ移動するストローク (右手では、右から左へ、下から上へというストローク)がスムースに打鍵できる ようです。

「TUT記号」については使用頻度の高そうなものを抜粋して

第1打目

などと割り付けてみました。


第2打目をTUT-Code に近い配列にする(Touch10b)


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やっと、職場で使っているDynabook V486A + Linux で Num Lock によるテンキ−入力ができるようになったので、 さっそくTouch10 を試してみるがどうも指の動きがギコチない。 どうも2打目の“イ”と“ウ”のアサインに違和感があるようだ。

“イ”“エ”“ウ”の位置については、 フルキーボードでのTUT-Codeの打ち方になるべく近くした方が違和感がなく打てるのでは、 というアドバイスをC.大岩さんより、tut-code-ml にて戴いていたので、 さっそく試してみたところ、やっはりというか、 こちらのアサインの方が自然に打てるようだ。

キー配列
第1打目
第2打目

TUT記号の第2打目を"0" に(Touch10c)


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TUT記号キーが打ちにくいので、位置を"2" から"0" に変更する。

キー配列
第1打目
第2打目

X Windows にて、テンキーのキーアサインを変更


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canna.tut の設定との関係で、~/.Xmodmap を以下のように変更し、 テンキーの一部を機能キーとして使っている。

!keycode 63 = KP_Multiply
keycode 63 = K k
!keycode 82 = KP_Subtract
keycode 82 = BackSpace
!keycode 86 = KP_Add
keycode 86 = apostrophe
!keycode 91 = KP_Decimal
keycode 91 = space

第1打目をTUT-Code の鏡像にする(Touch10d)


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第1打目のキーを再検討する。

優先順位ではなく、指の分担についてフルキーボードのTUT-Code の鏡像に できるだけ近いようにする。

TUT-Code(第1打目)

touch10(第1打目)

さらに、拗音のある“や”が打ちやすいように“や”“ら”を入れかえる。

touch10(第1打目)

設計のみで実装はせず。


第1打目をTUT-Code に近い配列にする(Touch10e)


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第1打目のキーを再検討する。

いままでは、TUT-Codeの第1打目(左手)を鏡像変換したものを元にして テンキーのコード配列を決めていたが、 練習をしながらエラーの発生状況を調べてみると、 鏡像変換しない方がかえっていいような感触をえた。 第1打目についてもフルキーボードでのTUT-Codeの打ち方になるべく近いものにする という意味もあり、次のようなコード配列にしてみました。

TUT-Code(第1打目)

Touch10(第1打目)

は: 濁音と半濁音があるので、2打目に濁音キーと半濁音キーが打ちやすい位置へ
や: 拗音があるので、濁音キーが打ちやすい位置へ
わ: “わゎゐゑを”と4つの文字しか使っていないので、一番打ちにくい位置へ
ら: 残りの位置へ

第1打目をTUT-Code の鏡像に、「左手版」「右手版」を追加(Touch10d)


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「左手版」「右手版」の設計に伴い、「テンキー版」の第1打目を TUT-Code の鏡像変換に近いモノに変更する。 これは、「左手版」において、第1打目が左手にもかかわらず、 TUT-Code とは異る指づかいになってしまうことを回避するためである。

基本型の「テンキー版」は、設計だけして実装していなかった、 Touch10d を使用する。

Touch10(テンキー版)
キー配列
第1打目
第2打目

▽: 濁音キー
▼: 半濁音キー
◇: TUT記号キー(第2打目)
□: 未使用

Touch10(右手版)
キー配列
第1打目
第2打目
Touch10(左手版)
キー配列
第1打目
第2打目

森田祐二 < e-mail: webmaster@gar.sakura.ne.jp >
Last modified: Aug 27, 2003