Micro CADAM Cornerstone (MCC) は、 Micro CADAM Free Software としてMICROCADAM, INC より1993年に公開された IBM PC のDOS上で動作するCADソフトウェアで、 商品版のMicro CADAM Cornerstone R1.3C と等価なものである。
MCC のことは、 Walnut Creek の「ASME's Mechanical Engineering Toolkit」というCDROM を ブラウズしていてその存在を知ったが、 日本語化されていないせいか、日本ではまったく話題になってないようだ。 そのパワフルな機能とシンプルな操作性にはとても魅力を感じている。
Linux のdosemu上でMCC を動かせばとても快適なCAD環境が構築できると考えているが、
当方のハードウェア環境の問題によりdosenu上では動作が確認できていない。
# dosenu においてEGA ならびにVGA が実現できていないため。
また、ボクの職場では最終出力として日本語による記述が必須であるため、 現在はAutoCAD をメインにしたCAD環境のサブシステムとしての利用を模索中だが、 基本的な作図機能に関しては十分満足のゆく小気味の良い操作感であり、 個人の設計をサポートする“設計ツール”としても有用なことだろう。
ちなみに、DOS/V上のフリーウェアとしてJW-CAD があるが、 こちらはdosemu上での動作例がniftyserve のfunix などで報告されている。